子供のおもちゃメロディが鳴りっぱなしを修理

おもちゃ中身 修理
おもちゃ中身
おもちゃ外観

修理するおもちゃ

中央のオレンジ色のスイッチを押すと、メリーさんのひつじと、ぶんぶんぶん(ぶんぶんぶんハチが飛ぶー)のメロディーがなるものです。

少し前に『スイッチを押しても鳴らないことがある』ということでスイッチ部分を清掃したのですが、今度は、『スイッチを押してないのに勝手になったりする、ずっと鳴っている』ということで誤動作の原因を確認していきます。

まず開封

おもちゃ中身
おもちゃ中身

メロディがずっとなっていてうるさいのでブザーの青色のワイヤーをカットしてあります。

以前に起きたスイッチを押しても反応しなかったのは、スイッチの接点不良が原因で、接点をコンタクトスプレーで清掃して解決しました。子供のヨダレや使用に伴い埃が入ったか、と思われました。

調査

サビてる

電池のさび
電池のさび

フタを開けて、とりあえず気になったのは電池のさびでした。マイナス側の接点不良で、GNDが浮いているのではないか、と推測。

電源電圧
電源電圧
スイッチ両端の電圧
スイッチ両端の電圧

テスターで、電源電圧を確認。特に違和感はなく、安定した電圧。ボタン電池2個で3Vくらいなので電池は減りぎみなものの問題なし。

次は、スイッチの両端の電圧をチェック

押してない状態で、電圧がかかっています。電源にプルアップされているスイッチかもしれません。
試しに押してみると、電圧は0Vになり正常そう。

電池取り外し
電池取り外し

電池とって、定電圧で動かしてみる

さびている電池は、ハンダづけされているので、はんだごてで加熱し固定を取り外します。電池も熱くなってしまうので手短に行います。
L736F電池は、日本でいうLR41の型式と同一になります。外したついでに電池交換します。

基板外観
基板外観

電池は外したので、定電圧電源から3Vを供給して、電源が良い状態で動作を確認するも
変化なし。

メロディIC(音楽を制御しているメインの部分)が、黒い封印されているところにあると思われますが、それが壊れるとも思いません。実際に音自体は鳴っているわけですし。

原因判明

なんだろなーと思いながら、基板をもう一度眺めていると・・・

ランド間のよごれ?
ランド間のよごれ?

怪しそうなところありました。黄色のブザーにいってる線と、スイッチの上流側の線のランドの間、なんか汚いです。肉眼で見ると、すこし透明っぽくで、フラックスか、基板のコーティングかなみたいな見た目。

修理

さっそく、ピンセットでコリコリ。アルコールで洗浄。
電池を外した際の余分なハンダを除去したり、ほかの部分も洗浄した後が、こちらの写真

基板清掃後
基板清掃後

キレイになりました。そして動作も治りました。
メロディならしている信号が、スイッチ押してる電圧にくっついちゃって、誤動作していたようです。

子供のお気に入りだったので、治ってよかったです。

この記事を書いた人
ユカタキ

私、気になります!
自分でやってみたくなる性格の私は、電子工作、プログラム、3Dプリンター関連の事などの情報を発信しています。
社会人から電子工作を始め14年、電験3種一発合格、2021年から3DプリンタをDIYに活用。
そんな私が、まだまだ調べながらではありますが、ほかのDIYユーザー皆さんのためになるようなことを心がけています

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