初心者用によく見かけるプロスタッフさんのシャインポリッシュ(ShinePolish)
家庭用コンセントで使えるタイプと、シガーソケットで使えるDC12Vタイプが存在します。
ポリッシャーとしては、初心者用で決して研磨力は高くなく、トルクもないけれど
磨きすぎてしまって塗装をダメにしたりなんていうことはないので安心して使える製品。
昔からありましてAmazonの注文履歴みたら、私のは2016年に3980円で買ったものでした。
窓ガラスにガラコ塗る前に、キイロビン塗るのに使ったり、ボデーを軽く磨きたく使っていました。
ただ、もっと磨けるポリッシャーも欲しいななんて、ZOTAの125㎜のを狙っていました。

でも、このシャインポリッシュどうしようかな、なんて思いながら。
改造できないかな、なんて思い構造を確認してみることに。
シャインポリッシュの定番改造
シャインポリッシュは、パッド(回転する円盤のところ)にスポンジが直接くっついていて、一般的にマジックテープでバフを張り替えることができません。なので、スポンジをそぎ取って、マジックテープを貼り付けてバフ交換できるようにするのが、手軽な改造として広く知れ渡っている思う。よく見かけます。改造したら自己責任の世界です。

他に魔改造できないのか
分解して構造を確認します。まずはパッド部分。真ん中に封がされていますが、ここで何かしら止めてあるはず…ルーターで削り落とします!

見えてきました。中にボルトがいます。

完全に削り落としたのがこちら。M14サイズ。ソケットはハマるものの、軸が回るため緩めれません。
更にばらしていきます

ケースを開けます。この面にある6個のビスを外します。

すると、ぱかっと開きます。中身はとってもシンプル。
開くとき、コードの根本が若干ハマっています。

モータが、ビス2本で止まっているので、外します。ケースを閉じてたビスとサイズは一緒。戻すときがラクチンですね。

ここの段付きに、12㎜のスパナがハマるなーと思ってましたが掛かりが浅く結局は傷もお構いなしにプライヤーで鷲づかみ。


パッドを止めていたセンターのボルトは8㎜のピッチ1.0の細目の逆ネジでした

よくあるバッドは、真ん中が穴開いてるこんなやつ。本体より高い

ボルトが出ているやつなら、交換できる。ちゃんと8㎜左ネジをかうべし。他を知らないが左ネジが基本なのか?狙っているZOTAのやつ見ると、右に回して締めこんでいるので、基本左ネジってことはない

ボルトがインチで、5/16インチ 24スレッドなんてものもある。パッドの直径が小さいとM6や5/8インチ 11スレッドなどなど、色々あるので、商品の仕様を確かめよう。
ただ、シャインポリッシュにこれを付けても感は否めない
次は、ベアリングを止めている小ビスを取る

ベアリングも取れるし、偏心を作ってるパーツも左回しで取れます。
8㎜のピッチ1㎜の右ネジ。シングルに変更もできるか?

ベアリングを変えてみるか・・・

ここは変えようがないですね

ブラシは、ばねで押し出されているので、元に組み立てる場合は片側ずつ押さえてあげれば端子部分に引っ掛けて、押し込んでいけます。ブラシ使いきったら交換できなくはないですね

この隙間から、細いものでブラシを押し戻します、うまく取れてません・・・

これは壊れてもいい前提
車のシガーソケットで動かせるということは、規格は12Vだか、エンジン始動中は14Vくらいはでます。壊れたら新しいポリッシャーを買おうという、気持ちで、魔改造19.5Vの電源を繋ぎました。
定格は12Vなので、そのうち壊れるでしょうが。データシートあればわかりやすいですがヒットせず
定格に60Wとありますので、12Vなら5A。20Vなら3Aまでは電力としては大丈夫。

定電圧電源で確認しましたが、負荷をかけなけば3Aも流れません。
もちろん負荷をかけると3A流れます



しばらく使ってみます。特殊な訓練を受けています。真似しないように。
電圧上昇にあわせ、回転速度もトルクも上がりますが、
回転が増えることで、遠心力が強くなるので強度的にモータの中身が分裂する恐れがあります。最悪部品が飛び散り、ケガ、周囲の物を破損させる恐れがあります。
また、電力があがり、熱が余計に発生するため、モータが焼ける可能性が多分にあります。その際は高温になり臭いがでますので、異常をすぐに感じ取り止めます。
負荷をかけ過ぎず、回転で磨く、長時間やらない。もともと連続運転30分までなので、連続運転時間が短くなります。
車を磨いてみた
トルクは電圧14Vが19.5Vで1.4倍。トルクも1.4倍。
回転は加圧しても止まらないし、適当にやるとコンパウンドが焼き付くぐらいにはちゃんと回る。だけど振動がめちゃめちゃすごくて、手がしびれます。ダメかなこりゃ。
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