SANPIMA 1.5Vリチウムイオン電池 エネループやアルカリ電池と何が違う?放電グラフで見る1.5Vリチウムの正体

グッズ紹介

格安のリチウムイオン電池ブランド、SANPIMA。レビューを見ると評価は高いものの、『これ、本当に信じて大丈夫?』と少し怪しく感じたことはありませんか?今回は、その疑念を晴らすべく、バッテリー容量テスターを使って自前で徹底検証してみました!

検証環境と機材

今回の容量測定には、DIY電子工作愛好家の間でも評価の高い以下の本格的な負荷装置を使用しました。

  • 使用テスター: ATORCH DL24(DC電子負荷・バッテリーテスター)
  • 接続方法: 4線式(ケルビン接続)による電圧ドロップを抑えた高精度な計測。
  • 設定条件: * 放電モード:定電流モード(CC)
    • 放電電流:500mA、100mA(※計測時の数値を入力)
    • 1Vで放電終了
  • データ保存にはBW150というアプリを使用。USB接続。いくつかソフトがあるがデータ測定するにはこのアプリ1択と思われます。型番的に他の機種用だけど使えます。DL24で案内されているDL24 series electronic load softwareというやつやPC SOFTなどは値が小数点1位までしかログに残らなかったり使い勝手が悪かったです。Bluetoothで接続できたりはしますが技適通ってないです。

計測結果

放電電流実測容量 (mAh)実測エネルギー (mWh)公称値に対する達成率 (mAh)
500mA (高負荷)2246mAh3104mWh約 93.6%
100mA (低負荷)2258mAh3160mWh約 94.1%

低負荷(100mA)での計測では、公称値の2400mAhにかなり近い2258mAhを記録しました。格安ブランドとしては、かなり誠実な数値と言えるのではないでしょうか。 一方で、負荷を500mAに上げると容量・エネルギーともに若干減少する傾向が見られました。これは電池の内部抵抗による損失が影響していると考えられます。

ほかに保有の電池を試しにやっています。ほかの電池は新品ではないので雰囲気だけ。電圧の推移など見ていただけたらと思います

今回の検証で最も注目すべき点は、「放電中の電圧推移」です。

本来、1.5Vリチウム充電池の理想は「最後まで1.5Vをキープして、最後にストンと落ちる」挙動です。もしこの挙動であれば、3600mWhというスペック通りになったはずですが、今回の個体では「電圧が徐々に減少していく」挙動が確認されました。アルカリ電池のような徐々に減っていくような感じで制御しているのか、それとも一旦放電やめたら1.5Vに戻るのか。確認してみると徐々に下がった電圧はそのままでした。

成り行きで下がっているのか、制御でアルカリ電池に似せているのか。

  • 電圧ドロップの影響: 電圧が1.5Vから徐々に下がっていくため、電流(mAh)としては公称に近いものの、電力(mWh = 電圧 × 電流 × 時間)の計算において、公称の3600mWhを下回る結果(3151〜3200mWh)になったと推測されます。

この電池は内部で「リチウムイオン電池3.7Vを1.5Vに降圧」しています。
注意としては電子回路が入っているため多少なりノイズが発生すること。電子回路を製作するうえでノイズを気にするならアルカリ電池が間違いないです。アルカリ電池は科学反応のみなので電圧的にクリーンな電源が確保できます。

下記は電力換算のデータです。

まとめ

結果としては問題なく使えそうな結果となりました。
1.5Vを維持しない点は、思った結果と違いますが、電池残量のお知らせがあるような機器で使う場合はメリットになるかもしれません。

1.5Vを維持する場合、使い切るとストンと落ちるため、残量はわかりません。

NI‐MH系の電池は、充電直後こそ1.4くらいありますが、公称1.2Vで、1.2V付近をメインで推移しています。素材的に安全性にはこちらに軍配があがるでしょう。

1.5Vリチウムイオン電池は、電圧は高めを維持するため安定して結果電力は高めを維持することができました。

耐久性は、現在不明です。
似たような製品がたくさんありますので、中身は一緒なのかわかりません。
ただ日本製がないので、まだ怪しい感じはします。

リチウムイオン電池なので、あまり過酷な環境で使わないのが安牌かもしれません。
便利ではある1.5V充電池としていかがでしょうか。

この記事を書いた人
ユカタキ

私、気になります!
自分でやってみたくなる性格の私は、電子工作、プログラム、3Dプリンター関連の事などの情報を発信しています。
社会人から電子工作を始め14年、電験3種一発合格、2021年から3DプリンタをDIYに活用。
そんな私が、まだまだ調べながらではありますが、ほかのDIYユーザー皆さんのためになるようなことを心がけています

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