高級感あふれるCreality Spider Speedy Hotend kit

Spider Speedy Hotend Kit 3Dプリンタ
Spider Speedy Hotend Kit

別記事の3Dプリンタのデュアルホットエンド化のために購入したんですが
Creality Spider Speedy Hotend kitの勝手なレビューをしていきます。あくまで個人的な意見ですが、実際使ってみた&調子が悪くて分解もしてみたので、それも含めた内容ですので、参考になればと思います。

見た目から

なんでこれ買ったかって、見た目がかっこいい。とても。コンパクトにまとまってるので
私の改造用には良いかなって選択。

固定ビスも、従来のホットエンドの穴位置関係と同じなので、簡単に付けれます。

価格

ホットエンドとしては高め。購入先によってはなぜか値段がまちまち。
私が購入した先は6500円くらい。安くて大丈夫か?と不安になりながらも結局3つ買って届いたので一安心。

高温、高速印刷向きのスペックなので、しょうがないか。
通常の用途にしては、オーバースペックと思われます。

性能

高温300℃まで上げれる。

使われてるサーミスタは104NT-4。更に型式の文字が続くが104NT-4‐R025H42Gなんだと思われる
最後のB定数と呼ばれる温度の変化具合を示す42と43が製品ラインナップにあるが42が一般的な模様。このサーミスタの使用温度範囲が-50〜300℃。エンプラが使いたいからと温度の上げすぎ注意。
一個サーミスタ壊れていました。温度が落ち着かず急に上がったり下がったりと。
エンプラ使うのに、温度設定をミスって壊したのか、元が不良品だったかは不明。

昇温が早い。200℃まで40秒 セラミックヒータの仕様が24Vなのは間違いないが、何Wのヒータなのかは明記なし。
室温21℃では9.3Ω。温度上昇で抵抗が上がるだろうが、抵抗値的には60W

セラミックヒータがリング状になっており、加熱にむらなく、大きなヒーターブロックがないので温度上昇が早い。外部から冷えにくいようにセラミック?のカバーがついている。

最大流量:32mm3/s、400mm/sの高速印刷に対応とのこと。
ホットエンドだけ、高速対応しても動かしているモータやレールなんかも含めて対応しないと意味ないです。Klipper押し出し速度入れると、計算結果を表示してくれますが、
普段100㎜/sぐらいを上限にして、私は印刷していますが、押し出しが3㎜/sあたりの模様。
(一定速度で印刷するわけではないので理論値出るものではないと思います)
それで、ホットエンドの理論値あたりは、12~13㎜/sの押し出し。
4倍も早く動かしたら、3Dプリンタがすごい揺れそう。印刷面もリンギングという揺れがでそうですね。

流量と印刷得度100mm/s
流量と印刷得度100mm/s
流量と印刷得度400mm/s
流量と印刷得度400mm/s

オールメタルホットエンドのタイプ。PTFEチューブが奥の方まで刺さっていないタイプ。ホットエンドの入口部分までチューブがささっているが、あとは金属の管がノズルまでつながっている。
溶かす部分が長いので、材料の押し出しを早くしても、溶かすのが間に合うって話です。

Spider Speedy Parts


なので、高温まで大丈夫。チューブの耐熱温度は、性能が良いと言われているカプリコーンXSシリーズのチューブでも260℃。長くつかうと差し込んである先端が炭化してくるので、定期的に切り落としてあげる必要があるが、このタイプなら心配なさそう。

サーミスタが、ヒータのところに接着してある。

そのため、サーミスタが壊れても交換はできない。ヒーターごと変えれば良いが、交換パーツは販売されていない。他のヒータのサイズが合えばよいが、ヒートブレイクに入るかが問題。底から固定のフタみたいなので固定用のビス4本で止めるが、フタとヒータがハマるため少し悩ましい

ヒータ押さえ1
ヒータ押さえ
ヒータ底部
ヒータ底部1
ヒータ底部2
ヒータ底部2

サーミスタだけなら安価なので変えやすいが、一体での交換でお金がかかってしまうのは考えもの。

ただ、封入してあるので温度測定の点は、ヒーターブロックに突っ込んであるだけよりは、正確だと思われる。

この記事を書いた人
ユカタキ

私、気になります!
自分でやってみたくなる性格の私は、電子工作、プログラム、3Dプリンター関連の事などの情報を発信しています。
社会人から電子工作を始め14年、電験3種一発合格、2021年から3DプリンタをDIYに活用。
そんな私が、まだまだ調べながらではありますが、ほかのDIYユーザー皆さんのためになるようなことを心がけています

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